ウシュトラ物語

こんにちは!安です。
さて本日はウシュトラーサナにまつわるお話を。
 
サンスクリット語でUstraウシュトラ=ラクダ、荷物を運ぶ乗り物、荷台のこと
ウシュトラーサナは英語名はキャメルポーズ、日本語でもラクダのポーズと呼びます。
 
ウシュトラーサナ
 
 
そんなラクダのインド昔話!
今日は神話というより教訓つきの民話です。
 
※※※
ある所に貧しい機織の男がいました。
家族が増えて更に貧しくなり、皆のために男は街に出稼ぎに行きました。
辛い力仕事を何ヶ月もして、やっとこさ少しお金が貯まり 村に戻りました。
 
その帰り道、1匹の雌ラクダが道の端っこに倒れていました。
どうやら病気でしかも妊娠しているよう。
男は可哀想に思い、雌のラクダを家に連れて帰り、世話をしました。
 
ラクダは元気になり、元気な子ラクダを生みました。
子ラクダは幸運を男にもたらしました。
取れた母ラクダの乳を売り、お金に変えて更に新しいラクダを増やしました。
暮らしが上向き、出稼ぎも機織りの必要も無くなり、とても裕福になりました。
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男は幸運をもたらしてくれた子ラクダを特別に可愛がり、素敵な鈴を付けました。
 
子ラクダは、自分が特別だと思いました。
他のラクダ達からわざと少し離れて得意げに鈴を鳴らすようになりました。
他のラクダが近づくと、高慢に鼻を鳴らし自慢げに鈴を鳴らし離れて立つのです。
 
 
そこへライオンがやってきました。
ライオンは居場所を知らせるように大きな鈴の音を出している小ラクダに狙いを定め、あっという間に捕まえて、殺して食べてしまいましたとさ。
※※※
 
小ラクダ、エゴまみれでしたねぇ・・。
ヨーガでは、自己を良く理解するためには、まずエゴを捨てることだと言います。
エゴを手放せないと、最終的には身を滅ぼすことになってしまうのですね。
 
 
さて、今日紹介したアーサナが何故ウシュトラーサナ、と言うのでしょうか?
 
ラクダは座るとき、
 
まず前膝をつき、
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後ろ足とお尻が落ち着いてから
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座ります(胴体が平行に戻る)
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この時ラクダの上に座るヒトは鞍(くら=腰掛け台)に腰を据え、鐙(あぶみ=足先を置く台)に足先をかけ、大きくのけぞる形になります。
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この姿がウシュトラーサナにつながるんですね!
 
本日もお読みくださりありがとうございました!
それではまた次回~!
 

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