アサナをすると感情がスッキリする理由
感情は目に見えないものだけど、皆さんが自覚し、
そして扱うことが難しいとも感じることがあるかと思います。
目に見えないとは言っても、
実は感情は、生まれると脳内から
「神経ペプチド」が放出されます。
通常は問題なく代謝されますが、続くストレスや強いストレスでは
この一種のタンパク質が細胞膜の周りに付着し
イオンチャンネルを不活性化して組織の機能も低下します。
まぁ、小難しいと思うので(笑)
簡単にいうと、感情って目に見えないと言われていますが、
物理的に、一種のタンパクを脳内で出し、
それが循環器に沿って体の細胞に運ばれ、
それが細胞膜にくっついて、
電気信号を鈍くする(人間の各組織は神経シグナルなど電気信号で動いています)ので、
その働き(機能)=パフォーマンスがちょっと低下するという事です。
(分かりにくいかな?!)
※これは別に、病院の検査で引っかかるとかそれ程のものではありません。
が、これが慢性的に続いていると、要はパフォーマンスの落ちている状態=なんだか調子が良くない。。。という不定愁訴など病気ではないけど、健康ではない。という感じが出てきます。
で、それがどうしたかというと、、、
ここでヨガの出番なんですよー!!
この、鈍くなった部位を=筋繊維(細胞膜)を伸ばすことで
実は、イオンチャンネルは活性化します。
なので、ストレッチは感情解放につながります。
そして、ヨガは更に呼吸法も伴うことで、さらにさらにこのイオンチャンネルの活性化が促進されます。
呼吸=ガス交換をすると、血流もよくなり、細胞の活性化も進むので
単なるストレッチよりも、ヨガの方が効率的で、さらにヨガは体の内側の感覚に目を向ける内観の効果もあるので、それによって、繊細な体の内側の感覚が自覚できやすくなります。
体って不思議なもので、鈍くなった組織とか、硬くなった部位なんかに
意識を向けてあげるだけでも、結構変化が起きるものなんです。
なので、ヨガは「呼吸法」と「観察」というビックキーワードが他の運動との違いです。
実は、この「観察」というのは、ヨガ哲学でも言われている
物事の物質化(現実化)現象にとっても大きな影響を与えているものなのです。
「観察」の話は、長くなるので、また次回に書きたいと思います(笑)
アサナの効果は、体の変化だけでなく、心の変化が起きるということのメカニズム。
普段、皆さんがよく耳にするであろう、自律神経が整うから緊張が緩和するとか、セロトニン作用で不安物質のドーパミンやノルアドレナリンが調整されるとが、色々言われているのが一般的ですが、その話とはまた違った角度でも理解できたら面白いかな?と思ったので、書いてみました。
色んな角度から、説明できる知識を増やしていくと、色んな方や環境へ提供できる可能性が増えるので、ぜひ、皆さんも体の知識からスタートして、感情、精神と段々目に見えないものの理解、そして、宇宙へ(笑)
でも、この考え方がヨガ哲学なので、、、結局は1は全てなのです。
1の中に全てが詰まっているので、体の1細胞を通して、この世の法則が見えてきますから、面白いという探究心を持って、自分に触れてみてくださいね。
Lisa