運動ジムに入会したものの、初回以降全然行っていない、運動が苦手、など運動が長続きしない方も多いのではないでしょうか。でも、運動をしないでいると足腰が弱り「腰痛」を引き起こす原因になります。そこでこの記事ではヨガを習得することで得ることができるメリットをご紹介します。運動不足で、激しい運動はしたくないけど、腰痛は改善したいという方はぜひ参考にしてください。
ヨガが体に及ぼす効果とは?
ヨガを行うことで、体全体の筋肉に強い負荷をかけることなく、鍛えていくことができます。また一般的な筋肉トレーニングではアプローチが難しいインナーマッスル強化にヨガが効果的であることがわかっています。ヨガをすることで、左右をバランスよく使い筋緊張の左右差や癖を補正し、インナーマッスルで支えられている骨盤を元の正しい位置へと誘導していくことができます。
さらにヨガは呼吸を意識する運動です。ヨガでインナーマッスルを意識した深い呼吸を身につけることで、内臓の適切なマッサージになったり、基礎代謝が上がり、カロリーも消費しやすい体質へと変化してきます。
またマラソンや野球、サッカーなど多くのスポーツの場合、体の一部分に負荷がかかってしまうことで、関節などの故障を引き起こしてしまう恐れがあります。しかし、ヨガであればゆっくりとした動作で筋肉にできるだけ負荷をかけずに、体全体を鍛えていくことができますので、長く続けやすいというメリットもあります。
激しい運動はできないけど、体幹を鍛えたい、健康になりたいという方にヨガが人気となっているのです。
腰痛はそもそもどうして起こる?
ヨガと腰痛の関係性の前にどうして腰痛は引き起こされるのか。その原因についてご紹介していきます。
運動不足
腰痛の一番の原因といっていいのが現代人の動かない生活=運動不足です。運動不足になりますと、同じ姿勢を支える体幹の筋肉が弱り、背骨を正しい位置で維持できなくなり腰により一層負担がかかってきます。そうして、偏った使い方をして筋が拘縮しうっ血状態になり痛みが出ます。運動不足による腰痛の場合は、体幹を含め、腰回りや骨盤周囲の筋肉を鍛えていくことで予防し改善することができます。
悪い姿勢
現代人はスマートフォンやパソコンの長時間使用などによって姿勢が悪くなっています。特に若い方でも悪い姿勢のまま成長していくと、将来、腰痛で悩まされる方が急激に増加するのではないかと言われています。すでに中高生での腰痛肩こりの方が増えているのが実情です。悪い姿勢は神経伝達の効率も落ち、集中力の低下も招きます。正しい姿勢を意識することはもちろん、スマートフォンを操作するときの姿勢も首を後ろに引いたり、時々首や肩和ましをするなど、血流を意識して滞らせないことが重要です。
過剰な運動
マラソンや野球、ラグビーなど激しい運動を行うことによって筋肉を酷使してしまい筋肉が損傷して、腰痛を引き起こすことがあります。過剰な運動の場合は、腰の筋肉を休めることが第一です。また筋肉のバランスを意識して鍛えることで、偏った筋肉の負担を減らしていくことができます。
ヨガで腰痛が改善する理由
ではどうしてヨガが腰痛を予防改善する効果が期待できるのでしょうか。
運動不足の解消
ヨガをすることで全身の筋肉をバランスよく使い動くことができます。激しく動かす運動ではないヨガですが、しっかりとアウターマッスルとインナーマッスルや左右の使い方に差がないかなど確認でき、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。腰痛は運動不足による腰回りの筋力の低下によって引き起こされます。ヨガで安定したポーズをすることで適度な筋力もつき血流も良くなり、運動不足を解消することができます。
全身の筋肉を鍛えることができる
ヨガは楽なスポーツと勘違いされている方も多いのですが、実は、複雑なポーズになるとポーズを維持するだけで体幹から四肢まで全身を使い、また集中力も伴うので、かなりのカロリーを消費します。それくらい普段使わない筋肉まで隅々鍛えることができる運動なのです。全身の筋肉をバランスよく鍛えることで、偏りがなくなり、腰への負担軽減はもちろんバランスの良いボディメイクができます。
正しい姿勢を身につけることができる
ヨガでは骨盤の歪みだけでなく、立ち方=足の歪みにもアプローチしていきます。足の安定は体全体のバランスを整えますので、正しい姿勢をヨガで身につけることができます。腰に負担をかける猫背などの悪い姿勢はどんどん腰痛を悪化させていきます。足の歪みを補正し、ヨガで美しい姿勢を手に入れることで、腰への負担が軽減でき、腰痛を予防改善できます。
ヨガを学んで腰痛を改善しよう!
ヨガはただレッスンに通うだけでなく、学び理解することで、より効果を発揮します。どうしてヨガのポーズをすることで、腰の筋肉を伸ばすことができるのか、考えてヨガを行うことでよりヨガを楽しむことができるのです。またヨガでストレッチする筋肉の動きと機能を理解することで、他のスポーツにも生かすことができます。最近ではヨガによって、部活動に励んでいるお子さんのスポーツ能力をサポートしようとしている、お母さんなどもいらっしゃいます。ヨガをただ学ぶだけでなく、インストラクターを目指して学ぶこともおすすめです。
まとめ
ヨガは運動不足を解消し、インナーマッスルを鍛えることができるので腰痛予防改善に非常に有益です。ただレッスンに通うだけでなく、解剖学や身体の仕組みを学ぶことでより効果的にヨガを実践でき、自分のやっているスポーツや家族や友人のサポートにもなります。
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