ハヌマーン物語

こんにちは!事務局の安です。
今日は東京は雨が降りそうなお天気です☁
さて今日は太陽礼拝が生まれたインド神話のお話。
 
 
最初は猿王ハヌマーンについて。
ハヌマーンは猿の姿を模した種族=猿族と呼ばれるヴァナラ族の戦士の1人です。
手裏剣風神手裏剣ヴァーユの子(化身)と、言われることもあります。
 
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サンスクリット語でハヌ=顎、マット=外見的に崩れた、です。
マットは主格形で呼称されるのでマーン=『ハヌマーン』となります。
描かれる姿は顔が猿で体が人です。
 
そんな彼は実は破壊の神シヴァ神とその妻パールワティーの本当の子供!?(受精卵)なのですが、
訳あって雌猿アンジャナーのお腹に移され、手裏剣風の神手裏剣ヴァーユとその妻の雌ザルであるアンジャナーの息子として生まれました。
 
↓アンジャナーとハヌマーン
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ハヌマーンは生まれるとすぐ歩きだし少しもじっとしていませんでした。
ある日彼は太陽を大きな果物と勘違いしジャンプして食べようとします。
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ドンドン高くジャンプできるようになり、もう食べられる位に跳び上がり、まさに口を開いた時!
インドラ神雷が見兼ねてヴァジュラ(武器)を投げハヌマーンにクリーンヒット!!
ハヌマーンは顎を割られて死んでしまいました。
 
悲しんだ父ヴァーユは風を止め、多くの動物や人が死に絶えました。
神々は困り果てて、皆でヴァーユに許してもらいに行き、もう一度風を起こすように頼みました。
その代わりとして神々はハヌマーンを生き返らせ、彼に不死と剛力を授けたのでした。
 
母アンジャナーは、ハヌマーンに正しい教育が必要だと思い、光や知識を象徴する太陽神晴れに学ぶ様に息子に勧めます。
そして太陽を食べようとした事を謝り、スリア神(太陽神)の弟子になります。
 
↓スリア神
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7頭の黄金の馬が引く馬車に乗り天を忙しく駆け回る太陽神。
ハヌマーンは熱心に太陽神について回り、遂に全てを学び取り、神通力を得ました。
ハヌマーンは太陽神に感謝を示すため、動き回る太陽の如く、動き続ける礼拝を毎日捧げたのでした。
これが太陽礼拝の始まりです。
 
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伝統的な晴れ太陽礼拝晴れではアンジャナーの息子のポーズ、=アンジャネヤアーサナが入ります。
日本語では『三日月のポーズ』と良く呼ばれていますお月様
 
サンスクリット語の意味自体はアンジャナーの息子=ハヌマーンの事をさしています。
ハヌマーンの呼称の違いは地域によって異なり、一般的にはハヌマーン、南インドではアンジャネーヤと呼ばれています。
 
太陽様!と拝んでいるこの格好が
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⇩⇩⇩
アンジャネーヤーサナ
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アシュタンガヨガやパワーヨガでは、太陽礼拝AとBがありますがアンジャネヤアーサナは入っていません。
伝統的なヨガ、いわゆるハタヨーガ系の太陽礼拝は流派によって多少の違いがありますが、大抵途中でこのアンジャネヤアーサナがはいります。
 
 
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アサナ名にはこんな物語があったのですね!
一つ一つのアサナに大きな物語があると思うと、なんだか面白いです。
 
今日もお読み下さりありがとうございました。
また次回~!
 

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