シャシャンカ物語

こんにちは!安です。

今日はシャシャ(ン)カーサナにまつわるお話うさぎ

 

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シャシャカ(Sasaka)=ウサギ

膝立ちからウサギのように脊柱を丸めて頭頂を刺激するアサナ。
 
 
◆軽減法
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手をつくことで首への負担を減らす、あるいはお尻を踵につけたままに頭部を床につけて刺激を入れて行きます。

余裕があれば手で踵をつかんだり後ろ手を組んで肩甲骨を寄せたりします

 

シャシャンカーサナはよくshashankasana、とスペリングされることがありますが、

shashank(シャシャンカ)=月、あるいはソーマというバラモン教の月の神様、あるいは神に近づける神聖な酒を意味します。

日本でも月とウサギは馴染深いですね。

 

ジャータカ物語という説話集には、この月とウサギのお話があります。
 今日はこちらをご紹介。
 
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昔、狐と猿と兎が暮らしていました。

三匹は常日頃から、自分たちが獣なのは過去の行いが良くなかったためだと思い、何か良いことを出来る機会を待ち望んで過ごしていました。

そこへある日、人間の老人がヨロヨロと姿を表しました。

老人はお腹をすかせて疲れ果てており、三匹は喜んで老人を助けることにしました。
狐は老人のために川へ入り魚を取りました。
猿は老人のために木に登り、果実や木の実を取りました。
しかし兎はウロウロしたものの何も見つけることができませんでした。
狐と猿はそんな兎を攻め立てました 

兎は二匹に言いました。

「もう一度何か見つけてくるので火を起こしておいてくださいな」
兎が姿を消すと、二匹と老人は火を起こして兎を待ちました。
しばらくのち、兎はやはり何も見つけられずに手ぶらで戻りました。
狐と猿は嘘つきだと兎を罵りました。

兎は老人を見ながら言いました。
「私には食べ物を取る力がありません。どうぞ私を食べてください。」
そういうと兎は自ら火に飛び込みました。
とその瞬間、老人は仏の姿となってウサギを救い、こう言いました。
「お前達の気持ちはわかった。狐と猿よ、お前達は来世は人として生まれるようにしよう。そして兎よ、お前の献身は素晴らしい。その心が永遠に伝わるようにお前は月で暮らすが良い。」  
 
こうして兎は月で優雅に暮らすこととなりましたとさ。

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この話は魂あるいは個の永遠性、不死性も象徴しているせいか、古代中国では月のうさぎが秤を使って不老不死の薬を作っている、と考えられていました。

そして中国から日本に伝わると、秤はもっと馴染みのある臼となって兎うさぎはお餅をつき始めたのです

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シャシャンカーサナは程よく抑制のきいた、体に程よい刺激を入れられるアサナです。

頭頂を刺激して、優しく逆転を行うことで失われたバランスを取り戻し、前屈を行うことで心身を鎮める効果があります。

平衡感覚を取り戻し、緊張しがちな首や肩や脊柱を優しく伸ばしましょう。

 

早速やってみましょう!

 

本日もお読みくださりありがとうございました!
それではまた次回~!

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