プラザリータ物語

こんにちは!安です。
さて今日はプラザリータハドッタナーサナにまつわるお話。
 
プラサリータprasarita=広げる、開く
パダpada=足あるいは脚
ウトゥut=強く、タンtan=伸ばす
アーサナasana=ポジション、ポーズ
 
 
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プラザリータハドッタナーサナは、大きく開いた強い脚が特徴的なアーサナ。
しっかり脚を使って体を支えつつ心臓を骨盤より下げる逆転系の効果も得られます。
首を痛めている方にもおすすめの逆転効果が得られるアーサナ。
 
そんなプラザリータハドッタナーサナに関するお話はこちら。
 
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昔々、アスラ族の王、魔王バリがいた。
バリは苦行に耐え大きな力を手に入れた。
 
そしてインドラ神を打ち破り、神々を都から追い払ってしまった。
こうして魔王バリは天空地の三界を治めた。
 
神々からこの訴えを聞いたヴィシュヌは美しい矮人(わいじん、小人のこと)に変身して、矮人ヴァーマナとなった。
 
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ヴァーマナは僧侶の姿で魔王の都に出向き魔王バリの偉大さを褒め称えた。
バリはヴァーマナの美しい容姿と言葉に気を良くした。
そしてヴァーマナの望む物は何でも与えると約束した。
 
矮人ヴァーマナは、自分の三歩分だけの土地を求めた。
バリの部下がこれを止めようとしたにもかかわらず、バリは「小人の三歩で何ができるか」とこの願いを受け入れた。
 
と、みるみるうちに矮人ヴァーマナは、三界を覆うほど大きくなった。
そしてたった2歩で全世界を歩んだ。
3歩目でもう踏める所がなくなったのでバリの頭を踏みつけて地底に押し込んだ。
 
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ヴィシュヌ神は化身する姿を持ち一般的に10あるとされています。
この化身というか、権化思想はアヴァターラ、と呼びます。
映画にもなった『アヴァター』の語源です。
 
 
インド最古の讃歌集、リグヴェーダにもヴィシュヌが少し登場します。
そこにも彼が世界を三歩で跨ぐお話がありこう書かれています。
『彼の3歩は密に満ち 尽きることなく
自己の本性によって陶酔する。
彼はただ一人で三界を支える。
天をも、地をも、一切万物も。』
 
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人体は移動する為デザインされています。
歩く行為とは、大地をしっかりと踏み全身の筋肉を伸縮させることです。
そして血と気を巡らせることで体を活性化し心を落ち着けることです。
 
 
プラザリータパドッタナーサナは強くしなやかな、美しい脚を育みます。
しっかりと立ち歩く為の、重心点や線、使うべき筋肉がよく分かるアーサナです。
 
力強く地面を押しながら立ち、エネルギーが外に流れないように軸を整え、中心に力を集め内圧を高めること。
それが次への力となるのです。
 
早速やってみましょう!
 
本日もお読みくださりありがとうございました!
それではまた次回~!

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