前回は男性性と女性性の役割をお伝えしました。
今回は、どうやってそもそもの自分の男性性や女性性が作られるのか?と言うことをお伝えしていきます。
まず最初に、自分の中には男性性も女性性も両方あります。
では、その形成に関わるベースになるのは何か?と言うと「両親」です。
ほとんどの人は、両親は自分が生まれて初めて会う男性と女性です。
そうでない方もいますが、遺伝子から父母の性パターンは受け継がれます。
そのパパとママの振る舞い方が自分の中の男性性と女性性のベースとなっていきます。
「男性性」は父親から、「女性性」は母親から多くを学びます。
男の子も女の子も、父親から学んだものを自分の男性性、母親から学んだものを自分の女性性として取りこんでいきます。
男性性は外へ与える力。
能動的で自ら行動し発展する力=父親から愛情を与えられ、適切な指導をされ、努力を認めて貰うことで養います。しかし、適切な指導がされず怒られてばかりだと男性性が不健全になります。
母親からはわがままな主張も受け容れてもらい安心感を得ます。
精神的な後ろ盾としてこの母からの絶対的な安心感(受容感)がある事で「自分を表現しても大丈夫なんだ」という安心を得て、自分の個性を広げていくことができます。
この父から子へ与える、子から母へ求め受け容れられるの方向性の違いが特徴です。
自己肯定感を健全に育て、社会で自分の力を発揮するのに、この男性性と女性性のバランスははとても大切です。男性性(父)からの「認めてもらう」は外界(社会)からの評価であり、女性性(母)からの「あなたはありのままでいい」は内側からの存在そのものへの肯定です。
この2つのバランスが整うと、女性性(自己受容)を発揮し、自ら社会(外)へ働きかけ自身を発展させていきます。
この時に、親との関係性が悪いと自分の中の両性を上手く受け入れられず表現もできなくなります。
子供が父親から男性性が健全な形で与えられなかった場合、子供は自分の男性性を上手に発揮できなくなります(自分で自己主張も行動しない)
また、自発的なことが悪いと思い何もしないか、自信がなく何をしても自分にダメ出しをするようになります
また、母親が子供の求めを受け容れないと甘え下手になり、ありのままの姿を出せず受け容れてもらえる自分を表現(相手に合わせすぎる=自分の欲求を言えなくなる)するようになります。
シングルマザーorファザーの場合は、それぞれ両方を担当していきます。
なので、自分の中の男性性と女性性のバランスしていくには両親との関係と
この内的性質を見つめて自分のバランスをまず知ることが大切です。
次回は価値観の違いを埋めるのに、女性性=受容を活かしたコミュニケーション術をご紹介しますね
全米ヨガアライアンス認定校
arati(アラティ)ヨガ&健康コンサルティング
東京新宿で開校10年以上、1000名以上のヨガインストラクターを輩出
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